平岡代表の日記

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2011.08.26
ホッケー日本代表2
 

 「1」でお伝えしたような経緯で、ホッケー日本代表チームのトレーニング指導をスタートさせた。まずは現状視察。それは酷い内容だった。

 まずはトレーニング内容。基本となる各種目のトレーニングフォーム・種目・負荷・頻度…何一つとして十分なものはなく、そのままでは極論を言えば、時間と体力の無駄。これは指導者の問題と言うよりも施設に大きな問題があったためだ。
それまで使用していた施設は日本国中どこにでもあるような公共の施設。体育館やプールと併設してあるトレーニングルーム。一般的なこうした施設は広さ的にはまずまずなのだが、内容に問題がある場合が多い。ズラリと並んだエアロバイク(固定式自転車)にトレッドミル(ベルトコンベヤーのランニングマシーン)、その他類似の有酸素系のマシーン類。広々としたストレッチエリア。受付等のスペースを含めればこれで「まずまずの広さ」の半分程を占める。残り半分程のスペースにウエイトトレーニングの器具類が設置してあるのだが、これが各種一台づつ。大半の施設がこんな具合か。 これでは「トレーニング」ルーム とは名ばかり。こう言った専門施設でする事が効果があると一般的に錯覚しがちだが、通勤・通学・買い物などで乗る自転車やジョギング・ウォーキング・徒歩通学や徒歩通勤と効果的には何ら変わりない。ストレッチに至っては何らかの疾病等で退院したての高齢者などならいざ知らず、運動効果はまったく期待出来ない。そうしたトレーニングとは呼べない施設が半分を占めるトレーニングルームで、一台づつしかない器具を使って、一度に20人を超える選手達のトレーニング。しかも日本代表として全国から選抜されたトップアスリートが行ってきたのだから、冒頭の表現(酷い内容)になってしまう。各トレーニング種目は、重要度やセットなど量的なことや順番…欠かせない基本的な要素があり、この施設では 無理 と判断し、他の方法―器具の購入―を進言することになった。

「背水の陣」で取り組んでいることは前回述べた。それを表すホッケー協会の端的な取り組みを紹介しよう。ナショナルトレーニングセンターとして主に日本代表選手の強化の為に各地に設けられている強化拠点の一つ「岐阜グリーンスタジアム」のあるホッケーの町、各務原市で4月から来春のオリンピック予選までの一年間合宿を敢行中なのだ。

 その合宿地に器具を購入し、遅ればせながら本格的なトレーニングをスタートさせることになった。スクワット・ベンチプレスラックやダンベル、各種ベンチなど必要最小限の器具(3~5台づつ)を設置。8月23日・24日の両日、合宿地でのトレーニング第1回目(含スポーツ栄養講習)。先月末アスリートでのトレーニング以来の本格的な実施。残り期間や多くの海外遠征(マレーシア遠征から帰国したばかりで9月初旬の中国でのアジア選手権に出場等)並びに国内の公式戦(各リーグ・全日本社会人大会・国体等)などでスケジュール的に極めて厳しい状況の中でのスタートとなっているが、最善策を探っていきたい。