平岡代表の日記

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2013.04.22
ホッケー(日本代表&コカ・コーラ)
 

 「開幕5連勝 ‼」のタイトルで書く予定だったのだが…。

 ホッケー女子、日本リーグ所属の全チームが集結した広島大会が3日間の予定を終了した。

 迎え撃つことになった昨年の覇者コカ・コーラウエストレッドスパークス。4勝1分で首位をキープしたのだが、何かしっくりとこない。

 昨シーズン3大タイトルを獲得。最大のライバル、それまでの女王ソニーHC BRAVIA Ladiesが昨年から中心選手の引退などもあり、8人もメンバーの入れ替えを強いられてのシーズン。加えて、新生日本代表チーム(さくらジャパン)の候補選手、30数名の内10名もの選手を送り込んでの新シーズンの開幕。誰もがぶっちぎりの展開を期待して当然の状況。

 それがいざ開幕すると...。

 昨シーズンと比較してみよう。

 vs天理大学3-0(昨年の初対戦8-0)、vs立命館大学9-0(同8-0)、vsグラクソ・スミスクライン2-0(同5-0)、vs南都銀行2-0(2-0)、vsソニー1-1(0-2)。

 星勘定はソニー戦の負けがない分いいのだが、総得点17に対して昨年の同カードで比較すると24(ー7)といった具合だ。
 一般的な見方では、昨シーズンの上位との対戦を含んだ開幕5試合消化の時点で首位なのだから上々なのだろう。しかし、先に書いた状況からすれば、やはり物足りない。

 直接対決の試合前にソニーの永井監督と話したのだが、彼曰く「これまでのウチがそうだったように、代表チームに多くの選手を取られると、チーム作りが難しい。今年のコーラさんは同じ苦労で大変だろう」と。

 果たしてそれだけなのだろうか。コカ・コーラと代表チーム共に肉体造りを担当する私の立場からの考えを述べたい。
 そもそも、新生日本代表チームの監督に就任した柳 監督は着任の会見で、オリンピックでのメダル獲得という目標を実現させるために必要なポイントとして「ウエイトトレーニングによる体力作り・それをベースにしたスキルの向上・国際経験」と表明。そして、結成直後の12月始めには広島合宿でアスリートでのトレーニング開始。3月にも広島合宿を実施し、私も指導に赴いた活動拠点のナショナルトレーニングセンターのある岐阜でも継続しながら現在に至っているのだが、内容が乏しい。と言うのも、年末年始を挟みながらのこの間、リオ五輪出場のポイントのかかった公式戦であるワールドリーグでのインド遠征や中国チームを迎えての練習マッチ等で、追い込んだメニューを与えられず、私的には全く不十分な内容。先に上げた目標実現のためのポイントの国際経験以外は、チーム作りの前提となる肉体造りでつまずいた状況と言える。

 その代表チームに10名もの選手が参加しているから、コカ・コーラ単独で考えれば昨年の内容とは比較の対象にもならない。昨年のオフ期の約2か月間、じっくりと取り組んだ内容とは雲泥の差。

 それだけが結果に結びついてるのではないだろうし、首位で序盤を滑り出したのだから問題ないのかも知れないが、コカ・コーラのチームにとっても何より日本ホッケー界とっての最終目的はリオ五輪でのメダル獲得。

 コカ・コーラが牽引役となってのリーグ全体のレベルアップが私の理想だし、代表チームの監督を兼任する柳 監督もそうに違いない。

 広島大会で集まった他チームの代表選手とも話をしたのだが、それぞれの所属チームでもトレーニングは不十分のようだ。昨日までの熱戦の疲労を抱えたまま、2週間ちょっとのリーグ中断期間を使って、代表チームは既に今日、韓国遠征に出発。

 当面は、リーグ後半戦とワールドリーグセミファイナル(オランダ)が終了した7月から8月にかけて時間を確保することになっている。

 許されるなら、代表チームの選手の所属する各チームへのトレーニング指導行脚さえ考えている。

 こんな状況の中で最善の方法を見い出すべく、柳 監督ともじっくり話し合い、最終目的を達成するよう全力で取り組みたい。