開星方式

August 31, 2017

月曜日、NHK特集を観た。

 先日終了した高校野球選手権大会で大会最多本塁打数を更新したことの要因を探ることをテーマに「高校野球の“怪物”たち 最多本塁打 なぜ」と題した30分番組だった。

 技術的な進歩や戦術の変化など様々な要因を取り上げていたが、少なからずショックだったのは、各チームの肉体作りの取り組みだった。

 食事やトレーニング方法の改善に取り組んだ結果をゲストのプロOB(小早川氏・アスリートメンバー)や強豪校の指導者を交えて紹介していた。夕食の大量の炭水化物摂取など誤った方法なども紹介されてはいたが、ウエイトトレーニングに積極的に取り組むなど、私が何十年も前から実践する「開星方式」だったからだ。

 動きが少なくかつ継続的でない野球と言う競技の特性をにらんだ肉体作り。これまでのランニング偏重の旧来のトレーニング方式を見直し、体重増加(筋量増加)によるパワーアップで飛距離やスウィングスピードアップを図ると言う内容だった。1番打者から9番打者まで本塁打量産の結果の要因だと結論付けていた。

 「開星方式」。プロテインなどのサプリメント摂取はもとより、食事の重要性を認識させ個々の目標体重を設定し、未達成者はそれまでのレギュラー選手でさえチーム練習に参加させない。ランニングは走塁練習など必要最低限にし、ウエイトトレーニングによる肉体作りを練習の柱の一つとして位置付けてほぼ毎日実施。トレーニングとしてのランニングは行わないなどなど。プロ野球選手輩出数僅か4人が示す様に、甲子園出場回数13度(夏10回・春3回)の割には少ない。つまり強豪校と言われる学校と比べ地域性や特待生制度等の競争力が低い為、有望な中学生を確保出来ないと言う現実を考慮した最善の策なのだ。

 甲子園本大会、初戦で大敗したものの、レギュラーのほとんどが160cm台。今回の地方大会こそしてやったりの真骨頂と言えるかも知れない。これまで寮さえなく、県外選手の勧誘など皆無で大半がごくごく普通の地元選手。それも各学年20名前後の部員数で私学とはいえ公立高校並み。いや生徒数も一学年200名未満で、公立志向の高い地方ゆえ公立以下かも知れない。それでもいつの間にか甲子園常連校と言われるまでになったのは、その「開星方式」も一因だと提唱者としては自負している。それが今回のNHK特集などによって一般的になればと危機感を感じた次第だ。

 しかし、惰性になりがちだった昨今を見直すいいチャンスと捉え、真似事ではない質の高い内容で本家との違いを見せつけたい。

 

余談だが、夏の甲子園出場3大会連続で、対戦相手(2011年・日大三高、2014年・大阪桐蔭、今回・花咲徳栄)が優勝している。

 

10年近く前「開星方式」を特集した雑誌

 

監督(左から2人目)と比べ、小さな選手ばかり

 

 

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